ピープロテイン(えんどう豆たんぱく、エンドウタンパク、えんどう豆プロテイン)は植物性タンパクとして大豆たんぱくのように使用用途が広がっている食品原料で、パウダー状です。
リンクフード株式会社が販売するピープロテイン(えんどう豆たんぱく、エンドウタンパク、えんどう豆プロテイン)は、発芽と発酵という差別化できる特徴を持ち合わせた植物性原料です。
目次
- ピープロテイン(BF-PP)とは
- プロテイン原料としての提案
- アレルギー対応食としての提案
- ピープロテインの製造工程
- SDGsとピープロテイン
- ピープロテイン用途・導入事例
- 輸出向け食品の原料
- ピープロテインの基本情報
1.ピープロテイン(BF-PP)とは
カナダ産のえんどう豆を発芽させ、発酵工程を経て分離されたパウダー状の植物性タンパクです。「ピープロテイン」や「えんどう豆たんぱく」とも呼ばれています。
えんどう豆は英語でPea、漢字で豌豆とも表記されます。
えんどう豆の成分は約50%がデンプン、25%がタンパク、残り25%が食物繊維等です。
ピープロテインに使用する原料は「黄えんどう豆」です。
黄えんどう豆は、良質なたんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラルを豊富に含む健康的な食材です。サラダ、炒め物、カレー、スープなど、さまざまな料理に使われます。
植物性の食品原料は、「穀類」と「豆類」に大きく分けられます。
「穀類」には、米、小麦、とうもろこし、大麦、オーツ麦などが分類され、「豆類」には、大豆、ひよこ豆、いんげん豆などが分類されます。「黄えんどう豆」はえんどう豆の一種で、「豆類」に分類されます。
弊社の取り扱う黄えんどう豆を原料としたピープロテインは細かい粉末状のプロテインパウダーのため、牛乳などにも分散しやすい特徴があります。
また、たんぱく質強化のために小麦粉や米粉の代替えとしても使用することができます。
BCAAが豊富で腹持ちが良いたんぱく質で、アレルゲンや遺伝子組み換えなどの表示上の制限がないため使いやすい原料です。
タンパク質原料として安価であるため、コスト競争力が高く、ピープロテインとしてプロテイン原料やタンパク質強化食品に使用されている原料です。
アレルギーフリー、Non-GMOの植物性プロテイン
安定した低価格でコストダウンを実現

2.プロテイン原料としての提案
たんぱく質は、筋肉の合成や修復、免疫機能の強化など、さまざまな健康効果があり、プロテイン製品やプロテインバーの主要栄養素(タンパク源)として用途が広がっています。たんぱく質の1日当たりの摂取推奨量は男性で60~65g、女性が50gとされています。 卵1個(50g)のタンパク質量は6.2g。納豆1パックのタンパク質量は6.6g~8.3gなので、成人男性であればおおよそ1日に卵10個か、納豆10パックと同等のタンパク質が必要です。
タンパク質には、牛乳や卵などの【動物性タンパク】と大豆やえんどう豆からなる【植物性タンパク】があります。植物性タンパクはベジタリアンやヴィーガンの方も口にすることができます。
ピープロテインは、グルテンフリーで、アミノ酸プロファイルが良好な植物性タンパクです。摂取しやすく、消化が良い特徴があります。牛乳や大豆と異なり、アレルギー反応が少ないたんぱく質です。
ピープロテインは、アレルギー表示不要、バランスの良いアミノ酸組成、植物性の特徴があります。乳タンパクや大豆タンパクなどのタンパク原料との組み合わせや、一部置き換えとしてお使いいただけます。
製造工程で発芽、発酵を経ているので、発芽や発酵で商品の差別化ができます。また、原料である【えんどう豆】の持続可能性に着目しても差別化を図れます。
弊社では、タンパク質含有量80%品と85%品の2種類があり、求める商品に沿ったご提案ができます。
3.アレルギー対応食への提案
ピープロテインは100%植物性でアレルギー表示不要のため、アレルギーリスクが低い原料と言えます。
アレルギー表示対象の原料を扱わない工場で製造されているため、製品としてコンタミリスク(アレルギー物質の混入リスク)もありません。
学校給食における食物アレルギーへの対応は生命に関わる大きな課題であり、文部科学省からも対応指針が出されています。
アレルギーを持つ人々にとって安全な選択肢となります。ピープロテインを活用してアレルギー対応食をバリエーション豊かにすることで、選択肢をさらに増やすことができます。
ピープロテインは乳、卵、肉類、魚類、大豆に代わるタンパク源として注目されています。
さらに体内でタンパク質合成に必要な栄養素であるアミノ酸がバランスよく含まれているため、医療食や介護食といった分野でも応用が広がっています。
ピープロテインに含まれるアミノ酸は、体内でタンパク質合成に必要な栄養素です。特に病院食や介護食においては患者や高齢者の栄養摂取に役立ちます。
- タンパク質含量85%のグレードもあり
- 有機グレード(USDAオーガニック認証、EUオーガニック認証)の取り扱いもあり
4.ピープロテインの製造工程
ピープロテインBF-PP(エンドウタンパク)は以下の工程を経て製造されています。
エンドウ → 浸漬 → 粉砕 → 分離 → 発酵 → 凝集・分離 → 蒸気殺菌 → 乾燥 → 篩 → 包装 → 金属探知機
浸漬後粉砕する湿式の製造方法であり、原料の豆は浸漬工程で発芽します。発酵工程のある湿式の工程で製造されるピープロテインは希少です。
発酵工程
豆を浸漬した液を粉砕後のスラリーとしてそのまま使うことで、乳酸菌が増殖します。
その乳酸菌を使い発酵することでpHを下げ、タンパクとでん粉の分離に活用しています。
大豆たんぱくは溶剤により搾油された原料を使うのが一般的ですが、搾油残でないため溶剤不使用です(ピープロテインBF-PPは豆から一貫生産しています)。
発酵工程のあるピープロテインの特徴
複数者から体感として寄せられた内容
えんどう由来のプロテイン(発酵なし)を摂取しているが、摂取後お腹が張ったり、違和感を感じたり、お腹をくだしたりするが、発酵したエンドウタンパクを摂取すると、お腹の違和感を感じない。
複数からの体感は偶然ではなく、発酵による効果が何かありそうということで各種調べた結果、ピープロテインの分子量が小さくなっていることが確認できました。発酵によりタンパクの分解が進んだのではないかと推察しています。
お腹への違和感が低減したこととの因果関係はわかっていませんが、タンパクの分解が進んだ事実より発酵による変化は何かしらあると思われます。
※治験データは取っていないため、体感・感想となります。
5.SDGsとピープロテイン

2030年までの達成を期限とする、持続可能でよりよい世界を⽬指すために国連が採択した国際⽬標「SDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)」
特に環境問題分野においては、2030年までに達成されなかった場合
・平均気温が1.5℃上昇
・世界的な食糧危機や干ばつ
・さらなる異常気象の発生 など私たちの生活に直接悪影響を及ぼす可能性があります。
次世代のために、「持続可能な選択」を個人でも企業でも⽇常の⾏動に組み込むことが必要不可欠です。
えんどう豆を動物肉の代わりに使用することで、地球温暖化の原因の一つと言われている、牛などの家畜による二酸化炭素の排出にも効果を表します。環境破壊にも対応することができます。
他プロテイン素材と比べてえんどう豆は栽培に必要な水量が少いのも特徴です。生育過程における二酸化炭素排出量が少ないだけでなく、生育のための肥料として窒素を必要としないので、えんどう豆を原料とするピープロテインは環境にやさしくサステナブルな素材といえます。
さらにピープロテインは環境問題分野以外にも、貧困削減や飢餓撲滅、健康増進、地球環境保護など、様々な領域にわたって、これらの目標の達成に寄与する可能性があります。
2.飢餓をゼロに
ピープロテインは植物性たんぱく質源であり、食糧供給を多様化、安定させ、飢餓を減少させる手段となり得ます。豆類の一部として、持続可能かつ効率的な農業プラクティス(農業生産工程管理)に貢献することができます。
原料としてピープロテインを使うことは、これらのSDGsの一部を支え、持続可能な未来への貢献となり得ます。食品業界や農業プロセスだけでなく、企業の社会的責任においても、環境や社会的な側面を考慮したアプローチがますます重要となってきています。ピープロテインは多くの側面でポジティブな影響をもたらす可能性があります。
6.ピープロテインの用途・導入事例
プロテインパウダーや飲料、お菓⼦などを含めたタンパク補給⾷品の国内市場は、2011年から2021年の10年間で4倍に成長し、2026年にはさらに上昇し3218億円になると予測されています。
プロテイン業界が急速に成長し市場が拡大した結果、顧客の多様なニーズに合わせた商品開発競争が依然として継続しています。
消費者の多様なライフスタイルに合わせて、様々な形状の開発が進み、プロテイン製品のみならず、⼀般⾷品もたんぱく質強化がトレンドとなっています。
例:粉末 、パウダー 、栄養バー、ゼリー、スイーツ 、パスタ、パン、⼀般⾷品(即席麺、練り物、レトルト製品等)
プロテインを摂取している⼈は男⼥問わず全年代で増加傾向にあり、プロテイン摂取⼈⼝も増加しているため 多様な需要に対応が必要です。
例:健康志向 、アスリート、美容、ベジタリアン、ヴィーガン、アレルギー対応、植物性、サステナブル etc
プロテイン製品といえば、筋トレをする方や、アスリートが摂取するものでしたが、昨今では日常的にプロテイン製品を摂取し、健康や美容にも取り入れられ、より身近に感じられるようになりました。このようなことから、新たなトレンドやニーズに対応した購買意欲に適した商品開発が求められています。
ピープロテインの用途例
プラントベースフード

代替肉(プラントベースミート)やプラントベース魚肉・エビ・カニなどの原料に。植物性ミルクの原料にもお使いいただけます。
一般食品(タンパク質強化食品)
粉末プロテインや、プロテインバー。栄養補給バー。
タンパク質強化の水練り製品(かまぼこなど)の原料として。
加工食品の健康訴求項目のタンパク源として、高たんぱく・低糖質がコンセプトの基剤に。
ペットフード

犬や猫にも食物アレルギーがあり、発症するペットが増加傾向。グルテンフリー(穀物不使用)のペットフードのタンパク源として。
乳タンパク原料や⼤⾖タンパク原料の⼀部置き換えから、既存ピープロテインからの置き換えまで対応しています。
既存の他タンパク素材からの置き換えで原価低減も可能です。
ピープロテインは凡庸性が高いため、エンドウ豆とソイの組み合わせとも可能です。さらにアレルギーを使わない、アレルゲンフリー素材を配合し商品化することで差別化ができます。
このようなことからピープロテテイン需要は増加する見込みであり、さらにコストパフォーマンスにも優れています。
ピープロテインは遺伝子組み換え不使用(NON-GMO)、アレルゲン、グルテンフリー、ローファット、低糖質(糖質オフ)などのキーワードにも適している商材といえます。
プロテイン大国のアメリカでは、需要が急速に伸びているタンパク原料です。
弊社ではピープロテインを原料として商品開発をサポートしております。

7.輸出向け商品の原料
食品として輸出する際、輸出先の規制に合致することが求められます。
その際、弊社のピープロテインは各国のニーズにマッチした特徴を有しています。
コーシャとハラール認証
コーシャとハラルの認証を受けている原料・素材です。
アレルギー表示
アレルギー表示が不要なえんどう豆由来のものです。
主要なアレルゲン物質を扱わない製造ラインで製造されるため、アレルギー表示は不要です。
多くの国や地域のルールでもアレルギー表示が不要となる原料です。
非遺伝子組換え品(N-GMO)
えんどう豆由来のものであり、非遺伝子組換え(Non-GMO)であることを保証しています。
えんどうは商業栽培品において遺伝子組換え品はありません。
自然のままの原料を使用することで、安全性と品質を確保しています。
EU圏のように遺伝子組換え品の規制が強い国や地域への輸出品にもお使いいただけます。
えんどう豆由来の製品と大豆由来の製品は比較されることが多いです。
輸出向けの食品開発、商品開発においては、えんどう豆由来の製品の方が各種規制や表示の制約が少なく、R&D視点で使い勝手のよい素材・材料といえます。
8.ピープロテイン(BF-PP)の基本情報
名称と規格区分
一般名 | エンドウタンパク、、えんどう豆たんぱく、ピープロテイン、植物性たん白 |
英語名 | Pea Protein |
区分 | 食品 |
規格成分および含有量 | ・タンパク質80% ・タンパク質85% |
食品への原料表記例
原材料の表示例 | エンドウタンパク、ピープロテイン、エンドウプロテイン、えんどう豆プロテイン、えんどう豆たんぱく |
原材料産地表記例 | エンドウタンパク(えんどう(カナダ))、エンドウタンパク(中国製造) |
性状と特性
性状 | 粉末 |
水への溶解性 | 一部溶解 |
油への溶解性 | 不溶 |
賞味期限 | 製造後2年 |
GMO情報 | 対象外、分別 |
アレルギー物質 | 表示対象外 |
原料と製造地
由来原料 | えんどう豆 |
原料原産国 | カナダ |
製造国 | 中国 |
供給情報
内容量 | 20kg |
供給体制 | 国内在庫有り |
海外使用実績 | 中国、アジア、ヨーロッパ、北米 |
ペット向け | 使用可 |
取得認証
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EU・USDAオーガニック認証のグレードあり | ハラル認証 | コーシャ認証 |
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