【植物性原料の可能性】環境に優しい原料として注目されています

弊社は「原料」を主に扱っており、日々各種原物や原料に関することに触れています。
「原料」となる材料は金属、ガラス、木材、綿など多くあり、形態も個体、液体、気体などさまざまです。
なかでも最近は「植物性原料」の用途が拡大しています。

植物性原料は、植物から得られる素材や成分のことを指し、果実、野菜、豆類、穀物、種子、葉、根、樹皮など様々な部分が含まれます。
植物そのものから抽出されたものから、加工を経て得られたものなど食品、化粧品、医薬品、繊維、バイオ燃料など多岐にわたる分野で使用されています。

  1. 植物性プラスチック
    植物性プラスチックは従来の石油由来のプラスチックに代わる環境に優しい材料として注目されています。
    バイオプラスチックとも呼ばれ、「生分解性プラスチック」と「バイオマスプラスチック」に分類されます。

    廃棄後に微生物によって分解されるのが「生分解性プラスチック」で、通常のプラスチックと同様に使うことができ、廃棄後は水と二酸化炭素に分解されて自然界へ循環します。
    農業用マルチフィルムや土木資材、生ゴミの回収袋などに使用され、用途によっては廃棄物の回収も不要になります。そのため焼却処理も不要となり、廃棄による温室効果ガス発生抑制にもつながっています。

    一方で「バイオマスプラスチック」は植物などのバイオマス資源が原料です。焼却処分することとなってもバイオマスの持つカーボンニュートラル性により、大気中のCO2濃度に影響を与えません。さらに石油ではなくバイオマスを原料とすることで石油自体の消費を減らします。バイオマスプラスチックは衣類やカーシート、パソコンなどに使用されています。そして、「食品の包装材」としても使われています。

  2. 植物性食品
    野菜、果物、穀物、豆類、ナッツ、種子などの様々な植物性原材料を使用して作られた食品のことを指します。植物性食品は、一般的にカロリーが低く、食物繊維、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質が豊富です。これにより、健康効果を実証されているものもあります。動物福祉の観点から、植物性食品を選ぶ人もいます。

  3. 植物性繊維
    植物から得られる天然繊維の総称で、織物、編物、紙製品、ロープ、梱包材、工業材料などが挙げられます。これらの繊維は持続可能で環境にやさしいことが多く、化学的に合成された繊維とは異なる特性を持っています。世界で最も広く栽培されている植物性繊維「綿(コットン)」や、衣服、ロープ、建築材料、バッグなどに使用されるヘンプ植物から得られる繊維「麻(ヘンプ)」が有名です。植物性繊維は、再生可能であるため環境への負荷が低い点や、化学物質を含む合成繊維と比べて、皮膚への刺激が少ない点が魅力です。一方、化学的な処理や大量生産による環境問題もあるため、持続可能な生産方法や加工方法に取り組むことが重要です。

植物性タンパク質が豊富なえんどう豆も、植物性の原料として多くの用途に使われています。
例えばペットフードでえんどう豆はタンパク質と食物繊維の供給源として使われていたり、
一部のスキンケア製品やサプリメントでも、えんどう豆由来の成分が使用されています。
植物性代替原料として、弊社が扱うエンドウ製品の新たな用途が今後も見つかることを期待しています。

ただ植物性原料にはまだ課題もあります。
生産には土地や水などの資源が必要で、過剰な使用は環境への負担を増やす可能性があります。
植物性原料を持続可能な方法で生産するためには、農業技術やサプライチェーンの工夫が必要です。
植物性原料は、環境や健康に配慮した持続可能な製品を求める傾向が高まる中で、ますます注目されています。
持続可能性を意識した利用と生産方法の確立が、植物性原料の活用をより効果的にするための鍵になると認識しています。

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