【SNSやインフルエンサーによる市場拡大】Z世代とプラントベースフード

大豆ミートやえんどう豆原料を使ったプラントベースは、これまで主に主婦層を対象に展開され、売場もスーパーの食肉売場や惣菜売場、ECチャネルなどを主流に売られてきました。ただ最近はミルクやアイスクリームなど日配のPBFが開発されたことで、Z世代など若年層への広がりをみせ、チャネルでもコンビニへの浸透が期待されています。
(※Z世代とは1997年~2012年前後に生まれ現在11歳から26歳くらい、生まれたときからインターネット環境が整っていたデジタルネイティブ世代。世界人口の1/4を占める。)

実は、プラントベースフードとZ世代とのつながりは、近年ますます強くなっています。
この世代は環境意識や健康志向が強く、食生活に対する新しいアプローチを取り入れることが多いです。
その具体的な理由や要因より、プラントベースフードとZ世代の関係性を見てみたいと思います。

1. 早い段階からの健康意識

学校やメディアでの健康教育や啓発活動が強化されており、Z世代は早い段階から健康やウェルビーイング(心身の健康)に対する関心も高く持っています。
具体的には平成17年に「食育基本法」が、平成18年に「食育推進基本計画」が制定され、学校での食育が積極的に取り組まれた世代です。
そして自分の食生活を通じて健康を維持したい、と考えているなかで、プラントベースフードは、心血管疾患や糖尿病、肥満のリスクを減らすとされており、健康志向の若者にとって魅力的な選択肢となっています。

2. SNSとインフルエンサーの影響

インターネットやSNSの普及により、健康に関する情報が容易に入手できるようになりました。
SNS上でプラントベースフードの魅力や健康効果が積極的に紹介されており、Z世代と称される若者の間でトレンドとなっています。
また若者はオンラインコミュニティを通じて情報を共有し、他者とつながることを重視しています。
プラントベースフードに関する情報やレシピを共有することで、同じ志向を持つ人々とつながりやすくなります。
多くのプラントベースフードブランドがインフルエンサーと提携し、商品をプロモーションしている影響も大きいです。

3、技術革新によるプラントベースフードの種類の拡大

冒頭にも挙げたようにプラントベースフードの市場が拡大し、アイスクリームや乳製品の牛乳、ヨーグルトまたチーズ、バターなどにも広がっています。
食品加工技術の進化により、植物性原料から美味しくて栄養価の高い製品が作られるようになったことが要因です。
美味しい代替肉や乳製品の代替品が増え、従来の食事と遜色ない満足感を得られるようになってきています。

以上のように、Z世代へのプラントベースフードの浸透は、健康志向、SNSの影響、商品の多様化、そして教育と情報の普及が主要な要因であるようです。
従来の食文化にとらわれず、さまざまな食材や料理に興味を持ち、新しいものを試すことを楽しんでいるZ世代にぴったりなのかもしれません。
プラントベースフードの普及は、食の多様性を広げ、新しい食文化を受け入れる柔軟性にも繋がります。
また、これらの要因は、若者たちのライフスタイルや価値観の変化を反映しており、今後もプラントベースフードの需要がさらに増加する可能性があります。


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